「エンジニアを採用したいが、応募が集まらない」

「スカウトを送っても返信がない」

「採用担当者だけでは、候補者の技術力を正しく判断できない」

このような課題を解決する方法のひとつが、エンジニア採用に強いRPO(採用代行)サービスです。

RPOを利用すれば、求人票の作成、スカウト運用、応募者対応、面接調整、採用データの分析などを、外部の専門チームに依頼できます。

IPAが2026年7月に公表した調査では、DXを推進する人材について「やや不足している」「大幅に不足している」と回答した企業の合計が85.5%に達しています。エンジニアやDX人材の不足が続くなか、求人を掲載して応募を待つだけでは、必要な人材を確保しにくくなっています。

本記事では、エンジニア採用RPOの基礎知識から、依頼できる業務、費用相場、おすすめサービス、選び方、導入後に確認すべきKPIまで解説します。


目次

エンジニア採用RPOとは

エンジニア採用RPOとは、ITエンジニアの採用業務の一部または全部を、外部の専門会社に委託するサービスです。

RPOは「Recruitment Process Outsourcing」の略称で、日本語では一般的に「採用代行」や「採用アウトソーシング」と呼ばれます。

単に面接日程を調整したり、スカウトメールを送信したりするだけではありません。

サービスによっては、次のような採用活動全体を支援します。

  • 採用戦略の設計
  • 採用ターゲットの整理
  • 求人票の作成・改善
  • 採用媒体の選定
  • ダイレクトリクルーティング
  • スカウト文面の作成
  • 応募者対応
  • 書類選考の補助
  • 面接日程の調整
  • 技術面接の支援
  • 内定者フォロー
  • 採用データの分析
  • 採用ノウハウの内製化

採用担当者の業務を外注するだけでなく、採用成果を出すための仕組みを設計し、継続的に改善することがRPOの役割です。

一般的なRPOとエンジニア特化型RPOの違い

一般的なRPOとエンジニア採用に特化したRPOでは、対応できる職種や技術領域への理解度が異なります。

比較項目一般的なRPOエンジニア特化型RPO
対応職種営業、事務、販売、技術職など幅広いITエンジニア、DX人材、技術職が中心
技術への理解担当者によって異なる技術スタックや開発体制への理解が期待できる
求人票作成一般的な採用要件を整理開発言語、フレームワーク、工程などを整理
スカウト職歴や経験年数を中心に判断技術経験、開発環境、志向性まで考慮
技術選考対応範囲が限定される場合がある技術スクリーニングや技術面接に対応する場合がある
得意分野採用事務、日程調整、大量採用採用難易度の高い専門職、ダイレクトリクルーティング

エンジニア採用では、単に「Java経験3年以上」などの条件を満たしているかを見るだけでは不十分です。

担当する開発工程、システムの規模、クラウド環境、チーム構成、マネジメント経験などを確認し、自社の開発組織に合う人材かを判断する必要があります。

そのため、エンジニア採用をRPOに依頼する際は、IT・技術領域を理解した担当者がいるかを確認することが重要です。


RPO・人材紹介・スカウト代行の違い

エンジニア採用を外部に依頼する方法には、RPO以外にも人材紹介やスカウト代行があります。

それぞれの違いを理解して、自社の課題に合う方法を選びましょう。

サービス主な役割一般的な料金体系向いている企業
RPO採用業務の一部または全体を支援月額固定、従量、成果報酬採用体制やプロセスを改善したい
人材紹介条件に合う候補者を紹介採用決定時の成果報酬候補者を短期間で紹介してほしい
スカウト代行候補者検索とスカウト送信月額固定、送信件数課金ダイレクトリクルーティングを強化したい
求人広告求人媒体へ求人情報を掲載掲載課金幅広く応募者を集めたい
採用コンサルティング採用戦略や制度を設計プロジェクト型、月額型採用課題を整理し、方針を決めたい

人材紹介は、採用が決まった時点で費用が発生する成果報酬型が中心です。

一方、RPOは候補者を紹介することだけを目的とせず、自社の採用チームの一員として、求人票改善、媒体運用、スカウト、候補者対応、データ分析まで支援します。

すでに応募者が集まっており、面接調整だけに課題がある場合は、RPOへ採用オペレーションを依頼する方法が適しています。

反対に、採用体制は整っているものの候補者を集められない場合は、人材紹介やスカウト代行を併用する選択肢があります。


なぜエンジニア採用にRPOが必要なのか

エンジニア・DX人材の不足が続いている

IPAの「DX動向2026のポイント」では、DXを推進する人材が不足していると回答した企業が85.5%となっています。また、AI関連人材についても、多くの人材種別で「不足している」とする回答が過半数を占めています。

エンジニアを採用したい企業が増える一方で、採用市場にいる経験者の数は限られています。

そのため、求人媒体へ掲載するだけでなく、スカウトや採用広報、リファラル採用、人材紹介など、複数の手法を組み合わせる必要があります。

職種や技術領域が細分化している

一口にエンジニアといっても、職種によって必要な経験やスキルは異なります。

代表的な職種には、次のようなものがあります。

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • モバイルアプリエンジニア
  • インフラエンジニア
  • クラウドエンジニア
  • SRE
  • セキュリティエンジニア
  • データエンジニア
  • AI・機械学習エンジニア
  • プロジェクトマネージャー
  • エンジニアリングマネージャー
  • VPoE・CTO候補

必要なスキルを正しく整理できていないと、実際の業務に対して採用要件が高すぎたり、反対に必要な経験を持たない候補者から応募が集まったりします。

エンジニア採用に詳しいRPOを利用することで、現場の要望を求人要件へ落とし込みやすくなります。

採用担当者の業務量が増えている

ダイレクトリクルーティングを行う場合、候補者の検索、経歴確認、スカウト文面の作成、送信、返信対応が必要です。

さらに、応募者への連絡、面接日程の調整、エージェント対応、選考状況の管理なども発生します。

採用担当者の人数が少ない企業では、日常業務を処理するだけで時間を使い、求人票や選考フローの改善まで手が回らないことがあります。

RPOへ定型業務や運用業務を委託すれば、社内の採用担当者は、候補者の魅力づけや面接、採用戦略などの重要な業務に集中できます。


エンジニア採用RPOに依頼できる業務

RPOへ依頼できる業務は、採用戦略の設計から入社後のフォローまで多岐にわたります。

ただし、サービスによって対応範囲は異なるため、契約前に確認が必要です。

採用戦略・採用計画の設計

採用活動を始める前に、必要な人材、採用人数、採用時期、予算を整理します。

主な業務は次のとおりです。

  • 現在の採用課題の分析
  • 採用人数と採用期限の設定
  • 採用ターゲットの定義
  • 採用チャネルの選定
  • 採用予算の配分
  • 採用スケジュールの作成
  • 採用KPIの設定
  • 社内とRPOの役割分担

採用戦略が曖昧なままスカウト送信数だけを増やしても、採用につながらない可能性があります。

まずは「どの工程に課題があるのか」を特定することが重要です。

採用要件と求人票の作成

エンジニア採用では、現場責任者やエンジニアへのヒアリングが欠かせません。

RPO会社は、現場の要望を整理し、候補者に伝わる求人票へ落とし込みます。

  • 募集背景の整理
  • 業務内容の言語化
  • 必須要件と歓迎要件の切り分け
  • 技術スタックの整理
  • 開発環境の整理
  • チーム構成の確認
  • 年収レンジの検討
  • キャリアパスの整理
  • 求人タイトルの改善
  • 求人票の検索キーワード対策

求人票では、条件だけでなく、開発組織の特徴や解決したい課題、入社後に任せたい役割を伝えることが重要です。

母集団形成

候補者を集めるため、複数の採用手法を組み合わせます。

  • 求人媒体の選定
  • 求人情報の掲載
  • ダイレクトリクルーティング
  • スカウト対象者の検索
  • スカウト文面の作成
  • スカウト送信
  • 人材紹介会社の管理
  • リファラル採用の設計
  • 採用イベントの企画
  • 採用広報コンテンツの制作

エンジニアは受け取るスカウト数が多いため、一斉送信のような定型文では返信を得にくい傾向があります。

候補者の経験と自社のポジションがどのようにつながるかを、個別に伝える必要があります。

応募者・候補者対応

候補者対応のスピードは、採用成果を左右する重要な要素です。

  • 応募受付
  • 問い合わせ対応
  • カジュアル面談の調整
  • 面接日程の調整
  • 面接前のリマインド
  • 合否連絡
  • 選考状況の確認
  • 辞退理由の収集
  • 採用管理システムへの登録

候補者は複数企業の選考を同時に受けていることがあります。

連絡が遅れると、面接前や選考途中で辞退される可能性が高まるため、迅速な対応が必要です。

書類選考・技術スクリーニング

サービスによっては、候補者の技術経験を確認する業務も依頼できます。

  • 職務経歴書の確認
  • 技術スタックの確認
  • GitHubやポートフォリオの確認
  • コーディングテストの運用
  • 技術課題の設計
  • 一次スクリーニング
  • 技術面接の支援
  • 面接評価項目の設計

ただし、最終的な技術力や自社との相性は、社内のエンジニアが確認することが望ましいでしょう。

RPOにすべてを任せるのではなく、外部と社内の役割を明確にすることが大切です。

内定・入社フォロー

内定を出しても、候補者が承諾するとは限りません。

RPOには次のような業務を依頼できます。

  • オファー面談の調整
  • 条件通知の支援
  • 候補者の懸念点の確認
  • 内定承諾期限の管理
  • 内定者への定期連絡
  • 入社手続きの案内
  • 入社前フォロー

内定辞退を減らすためには、選考中から候補者の転職理由や希望条件を確認し、適切な情報を提供する必要があります。

採用データの分析と改善

採用活動は、感覚ではなく数値で改善します。

  • 媒体別応募数
  • スカウト開封率
  • スカウト返信率
  • 書類通過率
  • 面接設定率
  • 面接実施率
  • 内定率
  • 内定承諾率
  • 採用単価
  • 採用決定までの日数

RPO会社が活動報告だけでなく、数値をもとに改善提案まで行うかを確認しましょう。


エンジニア採用RPOのメリット

エンジニア採用の専門知識を補える

エンジニア採用に詳しいRPOを利用すれば、職種や技術領域に合わせて採用要件を整理できます。

候補者が重視する仕事内容、開発環境、働き方、キャリアパスなどを求人票やスカウト文面へ反映できることもメリットです。

採用担当者の工数を削減できる

候補者検索、スカウト送信、日程調整などの業務をRPOへ依頼すれば、採用担当者の負担を減らせます。

社内では、面接、候補者への魅力づけ、採用条件の調整など、採用決定に直結する業務へ集中できます。

候補者対応を迅速化できる

採用担当者がほかの業務を兼任していると、応募者への返信や日程調整が遅れることがあります。

RPOによって運用体制を整えれば、候補者への連絡を迅速化し、選考辞退を防ぎやすくなります。

複数の採用手法を試せる

求人媒体だけで成果が出ない場合、ダイレクトリクルーティング、人材紹介、採用広報、リファラルなどを組み合わせる必要があります。

さまざまな採用手法の運用経験を持つRPO会社であれば、自社の課題に合った施策を提案してもらえます。

採用活動を仕組み化できる

採用要件、スカウト文面、候補者対応、面接評価、KPI管理などを標準化することで、担当者が変わっても継続できる採用体制を構築できます。

マニュアルやテンプレートを共有してもらえば、将来的な採用内製化にもつながります。


エンジニア採用RPOのデメリット・注意点

社内にノウハウが残らない場合がある

すべての採用業務をRPO会社へ任せたままにすると、契約終了後に自社だけで採用活動を運用できなくなる可能性があります。

定例会で施策の意図や改善内容を共有してもらい、求人票、スカウト文面、分析資料、運用マニュアルなどを社内に蓄積しましょう。

担当者によって支援品質が異なる

同じ会社でも、担当者の採用経験や技術理解によって支援品質が変わることがあります。

契約前に、実際にプロジェクトを担当するメンバーの経験を確認することが重要です。

自社の魅力が正しく伝わらない可能性がある

RPO担当者が事業内容や開発組織を十分に理解していないと、求人票やスカウト文面が一般的な内容になってしまいます。

経営者、採用担当者、現場エンジニアがキックオフに参加し、自社の強みや採用背景を共有しましょう。

コミュニケーションコストが発生する

RPOを導入しても、完全に何もしなくてよいわけではありません。

採用要件の確認、候補者への評価、施策の意思決定などは、自社側で対応する必要があります。

定例会の頻度、連絡方法、判断期限をあらかじめ決めておきましょう。

短期間で成果が出ない場合がある

採用難易度の高いエンジニア職では、RPOを導入してすぐに採用できるとは限りません。

求人票の改善、媒体選定、スカウト文面の検証、選考フローの改善などを繰り返しながら、成果につなげます。

業務内容によって許可や届出の確認が必要

RPOや採用代行の利用そのものが、直ちに違法になるわけではありません。

ただし、求人情報を提供するだけなのか、求職者を選別して企業との雇用成立をあっせんするのかなど、実際の業務内容によって、職業紹介事業や募集情報等提供事業などに関する手続きが必要になる場合があります。

厚生労働省は、求人・求職の申し込みを受けず、雇用関係成立のあっせんを行わない情報提供は職業紹介に該当しない一方、個別サービスの区分については都道府県労働局へ確認するよう案内しています。

契約前に、RPO会社がどの範囲まで候補者対応や選考判断を行うのかを確認しましょう。


エンジニア採用RPOの料金体系と費用相場

RPOの費用は、依頼する業務範囲、採用人数、採用難易度、稼働時間によって変わります。

ネオキャリアが公表している料金相場では、スカウトや面接など業務の一部を依頼する場合は月額10万円台から、採用業務全般を依頼する場合は月額40万円台からが目安とされています。

また、アールナインの記事では、エンジニア採用代行の目安として月額40万~100万円が紹介されています。あくまで一般的な参考値であり、実際の費用は委託範囲によって変わります。

月額固定型

あらかじめ決めた業務範囲に対して、毎月一定の料金を支払う方法です。

予算を管理しやすく、継続的に採用活動を行う企業に向いています。

ただし、スカウト送信数や募集職種数に上限が設定されている場合があります。

従量課金型

作業時間や対応件数に応じて料金が発生します。

  • スカウト送信件数
  • 応募者対応件数
  • 面接実施件数
  • 稼働時間

必要な業務だけを依頼しやすい一方、業務量が増えると費用も増加します。

成果報酬型

採用決定や面接設定など、一定の成果が発生した時点で料金を支払います。

初期費用を抑えやすいことがメリットですが、採用人数が増えると月額固定型より高くなる場合があります。

また、何を成果とするかは契約によって異なるため、条件の確認が必要です。

月額固定+成果報酬型

月額の基本料金に加え、採用決定時に成果報酬を支払う方法です。

採用戦略や日常の運用を月額料金で依頼し、成果に応じて追加費用を支払います。

別途発生しやすい費用

RPOの利用料金以外に、次の費用が発生する場合があります。

  • 初期設計費
  • 求人媒体の掲載費
  • スカウト媒体の利用料
  • ATSの利用料
  • 採用サイトの制作費
  • 採用ピッチ資料の制作費
  • 採用動画の制作費
  • コーディングテストの利用料
  • 人材紹介会社への成功報酬

料金を比較する際は、月額料金だけでなく、採用活動全体の費用を確認しましょう。

採用単価で費用対効果を確認する

RPOの費用対効果は、次の計算式で確認できます。

採用単価=RPO費用+媒体費+人材紹介費+社内人件費÷採用人数

RPO導入前後で、採用単価だけでなく、採用担当者や現場エンジニアの工数がどれだけ減ったかも確認しましょう。


エンジニア採用RPOおすすめ12社比較

ここでは、エンジニアやDX人材の採用に対応しているRPOサービスを紹介します。

サービスの掲載順は、優劣を示すランキングではありません。対応業務や得意分野を比較し、自社の課題に合った会社を選びましょう。

※サービス内容や料金は2026年7月時点の公開情報をもとにしています。最新情報は各社へ直接ご確認ください。

サービス主な特徴向いている企業料金
HireBridgeITエンジニア中途採用に特化し、採用課題に合わせて手法を組み合わせる中小・中堅企業、採用体制を改善したい企業要問い合わせ
core scout採用要件の背景まで分析する提案型エンジニア採用RPO採用要件やターゲットを見直したい企業要問い合わせ
PRORECエンジニア採用の知見と独自AI・データを活用データを使って採用活動を改善したい企業要問い合わせ
TECH HIRE採用ブランディングやコンテンツ制作にも対応エンジニアからの認知や応募を増やしたい企業要問い合わせ
LeINエンジニア・DX・専門技術職の採用に強い技術職やグローバル人材を採用したい企業要問い合わせ
即戦力RPOスタートアップ・ベンチャーの採用支援に強い採用人数を短期間で増やしたい企業要問い合わせ
CASTER BIZ recruiting採用戦略から実務までオンラインで支援採用業務全般を柔軟に依頼したい企業要問い合わせ
まるごと人事月額制で採用業務を幅広く支援成長企業、ひとり人事、採用担当者不足の企業月額制・要確認
uloqo採用課題の診断から内製化まで対応採用プロセス全体を改善したい企業要問い合わせ
HeaR採用ブランディングや候補者体験の改善に強い採用広報や企業の魅力発信を強化したい企業要問い合わせ
ネオキャリア大規模な採用支援や採用オペレーションに対応採用人数が多い企業、複数職種を採用する企業要問い合わせ
アールナイン採用実務から面接・定着支援まで対応採用担当者が少ない中小・中堅企業月額制・要確認

1.HireBridge

HireBridgeは、ITエンジニアの中途採用に特化したRPOサービスです。

採用活動を単に代行するのではなく、企業の課題を診断し、複数の採用手法から適切な施策を組み合わせて支援します。

主な対応領域は次のとおりです。

  • 採用戦略の設計
  • 採用要件の整理
  • 求人票の改善
  • スカウト運用
  • 応募者対応
  • 採用データの分析
  • 採用プロセスの改善
  • 採用ノウハウの内製化支援

採用担当者が不足している企業や、求人媒体、人材紹介、スカウトを利用しても採用成果が出ていない企業に適しています。

2.core scout

core scoutは、株式会社シンギョクが提供する、提案型のエンジニア採用RPOサービスです。

表面的な採用条件だけを見るのではなく、募集背景や、候補者へ求める役割を分析し、「なぜその採用要件になっているのか」から整理することを特徴としています。

採用要件が高くなりすぎている企業や、スカウトを送っても候補者から反応を得られない企業に向いています。

3.PROREC

PRORECは、株式会社プロリクが提供するITエンジニア特化型の採用代行サービスです。

エンジニア採用のノウハウ、独自データ、AIを活用し、採用戦略から実行まで支援しています。公式サイトでは、10年間で100社以上のエンジニア採用を支援してきたとしています。

スカウトの成果をデータで改善したい企業や、採用活動を属人的な運用から仕組み化された運用へ変えたい企業に適しています。

4.TECH HIRE

TECH HIREは、株式会社トラックレコードが提供する、デジタル人材採用の総合支援サービスです。

RPOだけでなく、採用ブランディング、採用サイト、会社紹介資料などの制作にも対応しています。

エンジニア向けの求人情報や採用コンテンツが不足している企業、知名度が低く応募を集めにくい企業に向いています。

5.LeIN

LeINは、エンジニアやDX人材、専門技術職の採用を支援するサービスです。

IT領域だけでなく、製造、医療などの専門職採用にも対応し、母集団形成から内定承諾まで伴走しています。

技術要件が複雑な企業や、LinkedInなどを利用した専門人材・グローバル人材の採用を検討している企業に適しています。

6.即戦力RPO

即戦力RPOは、株式会社ミギナナメウエが提供する、ベンチャー企業やスタートアップ向けの採用支援サービスです。

ITエンジニア採用を得意分野のひとつとしており、採用コンサルティング、媒体運用、採用ブランディングなどに対応しています。

短期間で採用体制を構築したい企業や、複数名の採用を進めたい成長企業に向いています。

7.CASTER BIZ recruiting

CASTER BIZ recruitingは、株式会社キャスターが提供する採用代行サービスです。

採用戦略の設計から、求人票作成、スカウト、候補者対応まで、必要な業務を切り出して依頼できます。エンジニア採用やグローバル採用にも対応しています。

採用業務全般をオンラインで依頼したい企業や、職種ごとに支援内容を変更したい企業に適しています。

8.まるごと人事

まるごと人事は、マルゴト株式会社が提供する月額制の採用代行サービスです。

求人票改善、スカウト運用、候補者対応、歩留まり分析など、採用業務を幅広く支援しています。公式発表では、累計支援社数が600社を超えています。

採用担当者が少ない企業や、採用業務全体を継続的に依頼したい成長企業に向いています。

9.uloqo

uloqoは、採用課題の診断から実行、改善、採用内製化まで支援する戦略型RPOです。

日程調整やスカウト送信だけでなく、エージェント運用、スカウト返信率、面接、クロージング、採用データの改善まで対応しています。

採用プロセスの一部だけでなく、採用活動全体を見直したい企業に適しています。

10.HeaR

HeaRは、採用コンサルティング、採用代行、採用ブランディングなどを提供しています。

採用広報や候補者体験の改善に関する知見を持ち、エンジニア向け採用広報やスカウトに関する情報も公開しています。

企業の認知度や魅力発信に課題があり、求人票やスカウトだけでなく採用ブランドを改善したい企業に向いています。

11.ネオキャリア

ネオキャリアは、採用業務の一部または全部を支援するRPOサービスを提供しています。

採用オペレーションだけでなく、採用手法の提案、ダイレクトリクルーティング、定例ミーティングでの分析・改善にも対応しています。ネオキャリアグループ全体では年間1万社以上の採用支援を行っているとしています。

大規模採用や複数職種の採用、安定した採用オペレーションを構築したい企業に適しています。

12.アールナイン

アールナインは、月額制の採用代行や面接代行、定着支援などを提供しています。

「人事ライト」では、戦略設計から実務までを一体で支援し、採用チームの一員として業務を行います。

ひとり人事や採用担当者が不足している企業、新卒と中途の両方を採用している企業に向いています。


エンジニア採用RPO会社の選び方

採用したいエンジニア職種の実績があるか

「エンジニア採用に対応している」という情報だけで判断せず、具体的な職種や技術領域を確認しましょう。

例えば、業務システムを開発するバックエンドエンジニアと、AIモデルを開発する機械学習エンジニアでは、採用市場も候補者への訴求内容も異なります。

次の情報を確認することが重要です。

  • 採用した職種
  • 技術領域
  • 企業規模
  • 採用人数
  • 採用期間
  • 利用した採用媒体
  • 実施した施策
  • 改善したKPI

採用戦略から対応できるか

スカウト送信や日程調整だけを依頼したい場合は、採用オペレーション型のRPOでも対応できます。

一方、応募が来ない原因や内定辞退が多い原因を特定したい場合は、採用戦略やデータ分析まで対応する会社が適しています。

技術・IT業界を理解した担当者がいるか

契約前に、実際の担当者が技術用語やエンジニアのキャリアを理解しているかを確認しましょう。

確認したい項目は次のとおりです。

  • エンジニア採用の支援経験
  • IT企業での勤務経験
  • 採用した職種
  • 技術要件の整理方法
  • 候補者の技術経験の確認方法
  • 現場エンジニアとの連携方法

改善提案を受けられるか

毎月の活動件数を報告するだけでなく、数値から課題を分析し、改善策を提案してくれる会社を選びましょう。

例えば、スカウトの送信数が多くても返信率が低い場合は、ターゲット、求人内容、文面、年収条件などを見直す必要があります。

支援範囲を柔軟に変更できるか

採用活動の状況によって、必要な業務は変わります。

導入初期は求人票と採用要件の整理を依頼し、その後はスカウト運用、応募者が増えたら日程調整を追加するなど、支援範囲を変更できるか確認しましょう。

採用ノウハウを社内に残せるか

RPOとの契約終了後も採用活動を続けるためには、ノウハウの共有が必要です。

  • 求人票のテンプレート
  • スカウト文面
  • 候補者検索条件
  • 面接評価シート
  • 採用KPI
  • 運用マニュアル
  • 改善履歴

これらを共有してもらえるか確認しましょう。

料金と契約条件が明確か

見積もりでは、次の項目を確認します。

  • 初期費用
  • 月額費用
  • 成果報酬
  • 対応職種数
  • スカウト送信件数
  • 稼働時間
  • 最低契約期間
  • 契約更新条件
  • 追加費用
  • 媒体利用料
  • 解約条件

料金が安くても、必要な業務がオプション扱いになっていると、最終的な費用が高くなる場合があります。

情報セキュリティ体制が整っているか

RPO会社は、候補者の氏名、住所、連絡先、職歴などの個人情報を取り扱います。

プライバシーマーク、情報セキュリティ方針、アクセス権限、データの保管方法、契約終了後のデータ削除方法などを確認しましょう。


エンジニア採用RPOが向いている企業

次のような企業は、RPOを利用するメリットが大きいと考えられます。

  • 採用担当者が不足している
  • 採用担当者がほかの業務を兼任している
  • エンジニア採用の経験が少ない
  • 求人を掲載しても応募が来ない
  • スカウトの返信率が低い
  • 人材紹介会社から推薦が来ない
  • 現場エンジニアの採用負担が大きい
  • 選考辞退や内定辞退が多い
  • 複数名を継続的に採用したい
  • 採用データを分析できていない
  • 採用業務を仕組み化したい

RPOを利用する前に見直したいケース

次のような状態では、RPOを導入しても十分な成果が出ない可能性があります。

採用目的が決まっていない

「優秀なエンジニアが欲しい」というだけでは、採用ターゲットを設定できません。

採用する人材が、どの事業やプロジェクトで、どのような役割を担うのかを整理しましょう。

経営陣や現場が採用に協力できない

エンジニア採用では、現場の技術者が採用要件の整理や面接に参加する必要があります。

候補者からの質問に答えられる体制も必要です。

RPOへすべて丸投げするのではなく、社内の協力体制を構築しましょう。

採用条件を変更できない

採用市場と比べて年収が低い、必須条件が多すぎる、勤務条件が厳しいなどの問題がある場合、スカウト数を増やすだけでは解決できません。

RPOからの改善提案を受け入れられるかも、導入前に確認しておく必要があります。


エンジニア採用RPO導入の流れ

1.現在の採用課題を整理する

まず、採用活動のどこに問題があるかを確認します。

  • 応募が少ない
  • スカウト返信率が低い
  • 書類通過率が低い
  • 面接辞退が多い
  • 内定承諾率が低い
  • 採用担当者の工数が足りない

課題によって、RPOへ依頼すべき業務が変わります。

2.採用目標を決める

採用人数だけでなく、職種、期限、予算を決めます。

例えば、次のように設定します。

バックエンドエンジニアを6カ月以内に3名採用する。採用単価は1名あたり150万円以内とする。

3.委託する業務範囲を決める

社内で対応する業務と、RPOへ依頼する業務を整理します。

採用業務社内RPO
採用方針の最終決定支援
採用要件の整理共同共同
求人票作成確認
候補者検索
スカウト送信
日程調整
技術面接支援
採用データ分析共同共同
採用条件の決定

4.複数のRPO会社を比較する

2~3社から提案と見積もりを受け、支援範囲、担当者、料金、契約条件を比較します。

料金だけでなく、自社の課題をどのように分析し、どのような施策を提案するかを確認しましょう。

5.キックオフを行う

契約後は、採用担当者だけでなく、経営者や現場エンジニアを含めてキックオフを行います。

共有する情報は次のとおりです。

  • 事業内容
  • 採用背景
  • 募集職種
  • 技術スタック
  • 開発組織
  • 採用人数
  • 採用期限
  • 採用予算
  • 過去の採用結果
  • 自社の強みと課題

6.定例会で改善する

週次または月次でKPIを確認し、改善を続けます。

活動報告だけで終わらず、次に何を変更するのかを決めることが重要です。


RPO導入後に確認する採用KPI

母集団形成のKPI

  • 求人閲覧数
  • 求人応募数
  • スカウト送信数
  • スカウト開封率
  • スカウト返信率
  • カジュアル面談設定数
  • エージェント推薦数

選考のKPI

  • 書類通過率
  • 面接設定率
  • 面接実施率
  • 一次面接通過率
  • 最終面接通過率
  • 選考辞退率

採用決定のKPI

  • 内定数
  • 内定承諾率
  • 採用人数
  • 採用単価
  • 採用決定までの日数
  • 入社率

採用体制のKPI

  • 採用担当者の工数
  • 現場エンジニアの面接工数
  • 候補者への平均返信時間
  • 日程調整にかかる時間
  • RPOからの改善提案数

採用人数だけを見るのではなく、どの工程が改善したかを確認しましょう。


エンジニア採用RPOでよくある失敗

業務を丸投げしてしまう

RPOを導入したあと、自社が採用活動に関与しなくなると、候補者へ伝える情報が不足します。

RPOは採用パートナーであり、自社の代わりにすべてを判断する存在ではありません。

採用要件や候補者評価、条件決定などは、自社が主体となって進めましょう。

採用要件が厳しすぎる

必須条件を増やしすぎると、対象となる候補者がほとんどいなくなります。

必須要件と歓迎要件を切り分け、入社後に習得できるスキルは必須条件から外すことも検討します。

現場エンジニアと連携できていない

採用担当者と現場で、求める人物像が異なることがあります。

面接段階で評価が食い違わないように、採用開始前に評価基準を決めましょう。

スカウト送信数だけを評価する

大量にスカウトを送っても、返信や応募につながらなければ意味がありません。

送信数だけでなく、開封率、返信率、面談設定率、採用決定率まで確認します。

定例会が活動報告だけになっている

「今月は500件送りました」という報告だけでは、採用活動は改善されません。

どの候補者から返信があったのか、返信がない原因は何か、次月に何を変更するのかまで話し合いましょう。

短期間でRPO会社を変更する

エンジニア採用では、施策の実施から採用決定まで数カ月かかることがあります。

ただし、改善提案がない、担当者の対応が遅い、報告内容が不透明といった問題がある場合は、契約や体制を見直す必要があります。


エンジニア採用RPOの公開事例

RPO会社が公開している事例からは、単純な業務代行ではなく、採用プロセスの改善まで行っているケースが確認できます。

PRORECの公開事例では、スカウト返信率が全体で約2倍になったケースや、採用全体の2割の決定につながったケースが紹介されています。

CASTER BIZ recruitingでは、10カ月で16名のエンジニアを採用した事例や、ダイレクトリクルーティングの改善によってスカウト返信率が10倍になった事例を公開しています。

成功事例を見る際は、採用人数だけでなく、次の点を確認しましょう。

  1. 導入前にどのような課題があったか
  2. どの職種を採用したか
  3. RPOへどの業務を依頼したか
  4. どの採用手法を利用したか
  5. どのKPIが改善したか
  6. どの程度の期間がかかったか
  7. 自社とRPO会社がどのように連携したか

自社と似た企業規模や職種の事例があるかを確認することが重要です。


エンジニア採用RPOに関するよくある質問

採用担当者がいなくても利用できますか?

利用できます。

ただし、採用方針、候補者の評価、採用条件の決定などを行う社内責任者は必要です。

経営者や事業責任者がRPO会社と連携するケースもあります。

1職種・1名の採用でも依頼できますか?

サービスによっては、1職種やスカウト業務だけでも依頼できます。

ただし、最低契約期間や最低料金が設定されていることがあるため、採用人数に対して費用が見合うか確認しましょう。

成果が出るまでどのくらいかかりますか?

採用職種、条件、企業の知名度、利用媒体によって異なります。

導入後は、求人票の改善、候補者検索、スカウト送信、面談、選考という流れになるため、採用決定まで数カ月かかる場合があります。

スカウト業務だけ依頼できますか?

スカウト対象者の検索、文面作成、送信、返信対応だけを依頼できるサービスもあります。

スカウト返信率に課題がある場合は、送信代行だけでなく、採用要件や求人票の改善まで依頼する方がよいでしょう。

技術面接も依頼できますか?

技術面接や技術スクリーニングに対応するRPO会社もあります。

ただし、対応できる技術領域は会社や担当者によって異なります。

最終的な評価には、自社のエンジニアも参加することをおすすめします。

人材紹介会社と併用できますか?

併用できます。

RPO会社に人材紹介会社との連絡、求人情報の共有、推薦数の管理、選考状況の確認を依頼する方法もあります。

地方企業やフルリモート採用にも利用できますか?

オンラインで対応するRPO会社であれば、所在地に関係なく利用できる場合があります。

地方企業では、フルリモート、副業、柔軟な勤務時間など、候補者にとっての魅力を整理することが重要です。

採用業務を将来的に内製化できますか?

内製化支援に対応するRPO会社であれば可能です。

運用マニュアル、求人票、スカウト文面、分析方法などを社内へ移管してもらいましょう。


まとめ|課題に合ったエンジニア採用RPOを選ぼう

エンジニア採用RPOは、求人票作成、スカウト、応募者対応などの業務を外注するだけのサービスではありません。

採用課題を分析し、必要な施策を設計し、KPIを確認しながら採用活動を改善するためのサービスです。

RPO会社を選ぶ際は、次の点を確認しましょう。

  • 採用したいエンジニア職種の実績
  • IT・技術領域への理解
  • 採用戦略から対応できるか
  • 数値をもとに改善提案を受けられるか
  • 支援範囲を柔軟に変更できるか
  • 採用ノウハウを社内に残せるか
  • 料金と契約条件が明確か

自社の採用課題を整理せず、すべてをRPOへ任せるだけでは、期待した成果を得られない可能性があります。

まずは、応募数、スカウト返信率、書類通過率、内定承諾率などを確認し、どの工程に課題があるかを特定しましょう。


ITエンジニア採用の課題を無料で診断

HireBridgeは、ITエンジニアの中途採用に特化したRPOサービスです。

求人媒体、ダイレクトリクルーティング、人材紹介、採用広報など、複数の採用手法から、企業ごとの課題に合う施策を組み合わせます。

  • 求人を掲載しても応募が来ない
  • スカウトの返信率が低い
  • エンジニアの採用要件を整理できない
  • 採用担当者の工数が不足している
  • 採用活動を数値で改善したい

このような課題がある場合は、まず自社の採用状況を整理することが重要です。

自社のエンジニア採用課題を無料で診断する

採用状況を確認し、現在の採用活動で詰まっている工程と、優先的に取り組むべき施策を整理します。